『安心できる場所』の始まりになった小さな共通点~心を変えたのは、特別な1日ではなくやわらかな日常でした~

母からの暴力におびえる幼少期を過ごしてきた私。

物心ついたころには、
いつでも人の顔色をうかがうようになっていました。

そして、心からの『笑顔』も、
『涙』も忘れてしまいました。

社会人になってからはうつ病を発症し、もう13年目になります。

いつからか、人生を楽しむこともできなくなっていました。

明日に希望を持つことさえ、難しくなっていました。

そんな私ですが、
今ではうつ病の症状は改善傾向にあります。

少しずつ、
『自分らしくいられる時間』を取り戻す道の途中にいます。

40年以上自分を押さえつけてきた人生で、
初めて自分の心と向き合っています。

みやび

私の心を変えたのは、
『特別なイベント』
ではありませんでした。

何気ない会話や、
小さな喜びを重ねる
『やわらかな日常』でした。

その毎日が、気づかないほどゆっくりと、
私の心をほぐしてくれたのです。

小さな変化の積み重ねが、
今の私が歩く回復への道を作ってくれていました。

今日は、

『私が歩いてきた、心が少しずつ安心を覚えていく道のり』

について
お話ししたいと思います。


目次

私の歩んできた日々

静かな海に朝日が差し込み、新しい始まりを感じさせる風景
朝日は、少しずつ新しい1日を連れてきてくれます。

私が過ごしてきたのは、母の機嫌次第で暴力を受けることが日常的な幼少期でした。

この頃の私が一番に考えていたことは、
『自分の身を守る方法』だったように思います。

だからこそ、
人の顔色をうかがうのが当然になっていました。

自分の気持ちよりも、
相手の機嫌を損ねないことを最優先にしていました。

そして、社会人10年目にはうつ病を発症してしまいました。

13年たった今でも、毎週精神科を受診し、内服も継続しています。

病気を抱えてからは、生きることそのものが苦しくばってしまいました。

そして、人生を終わりにしたいと思ったことも何度もありました。

そんな私に転機が訪れました。


私を理解し、
寄り添ってくれる人との出逢いでした。

彼と歩む『穏やかな日々』は、
私の心の回復を大きく助けてくれました。

手探りで始まった、初めての会話

穏やかな海を前にしたベンチと、やわらかな光が差し込む風景
安心は、特別な言葉ではなく、
何気ない会話の中で育っていきました。

彼との出逢いは偶然のものでした。

うつ病を発症した後だったので、精神的にも身体的にも、とても不安定な状況でした。

『初めて会う人と仲良くなるのは苦手』
という方もいると思います。

私も、幼少期から人との関わりで悩み、
苦しんできました。

当然、新しい人間関係の形成は非常に不安が大きいものです。

「彼と出逢った瞬間、雷に打たれるような感動をした」、なんてことはありません。

「彼こそ、白馬の王子様だ!」、なんて思ったこともありません。

そして、彼自身も誰とでもすぐに打ち解けるような人ではありません。

ですから、「最初からものすごく話が盛り上がった」、ということはありませんでした。

「時間がたつのも忘れて会話を楽しんだ」、なんてこともありませんでした。

逆に、初めての会話はすべてが手探りでした。

ですが、
彼は最初から私のうつ病に対して、
寄り添う姿を見せてくれました。

彼が口にしてくれた言葉が、
とても温かかったんです。

負担にならなそうな時に、また会おうか

このことがきっかけになって、彼と会う機会も、
会話も少しずつ増えていきました。

少しだけ心をほどいてくれた、何気ない会話

やわらかな光が差し込む、暮らしの温もりを感じる穏やかなリビング
穏やかな毎日は、
小さな会話から少しずつ生まれていきました。

お互い手探りで始まった、会話。

心をほどいてくれたのも、
『特別な会話』ではなく、
『何気ない会話』でした。

でも、『何気ない会話』からみえてきた共通点は、今の私たちの関係の根っこになっています。

そして、この共通点が私の心を少しずつ回復させてくれているんです。

私たちにとって、
特に大切な共通点が2つあります。

順にご紹介していきますね。

TUBEが大好き!

青い海と砂浜の向こうに江の島が見える、明るい湘南の風景
共通の「好き」が、
安心できる毎日への最初の一歩になりました。

初めてのドライブで、湘南を訪れた時のことです。

車内で流れていた曲をきっかけに、TUBEの話題になりました。

「私はサザンよりTUBE派なんです」と、
何気なく口にした私のひとこと。

それに対して、彼は
「TUBEは一番好きなバンドだよ!」
と答えてくれました。

いつも手探りで会話をしてきた私たちが、
大好きなTUBEの会話に花を咲かせました。

この日は2023年6月23日。

すでに、8月に開催される
『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2023
TUBE JAMBOREE』
のチケット販売が開始されていた時期でした。

この時の会話の盛り上がりのまま、
一緒にライブのチケットを購入しました。

そして、この日彼がカーオーディオで最初に表示してくれた曲。

それが、『Purity ~ピュアティ~』だったんです。

うつ病になってから。

TUBEのポジティブな歌詞がつらくて、
10年以上聴けなくなってしまっていました。

みやび

この日は、
ずっとつらくて聴けなかったTUBEを、
心から楽しめたんです。

この時聴いた『Purity ~ピュアティ~』は、
とても優しく、
温かかったことを今でもよく覚えています。

私にとってTUBEはどんな存在か、
この記事で詳しくお話ししています。

よろしかったら、ご覧ください。

この日の会話をきっかけに、彼との時間にTUBEの音楽が欠かせない存在になりました。

同時に、
うつ病になって止まってしまっていた私の時間が、
再び動き出した日にもなりました。

自然と触れ合いたい!

青空の下で満開に咲く桜と、やわらかな光が差し込む春の風景
自然は、私の心に季節を取り戻してくれました。

もう1つの大きな共通点は、
「自然と触れ合うのが好き」ということです。

人との関係を築くことが苦手な私にとって、
自然は1人でも安心して触れられる大切な癒しの存在です。

近所の梅や桜を見に行ったり、部屋に花を飾ったりする時間は、私のささやかな楽しみでした。

ところが、うつ病になってからは外出自体が難しくなってしまいました。

お花を買える余裕もなくなってしまいました。

身近にあった小さな癒しさえ、
失ってしまっていたんです。

そして、私自身も大好きだった花でさえ、
美しいと思えなくなっていました。

いつも下を向いていた私は、
星や月を見上げることさえなくなっていました。

そんな私にとって。

「自然と触れ合うのが好き」
という彼との共通点を見つけられたのは、
とても嬉しいことでした。

彼がうつ病の私を治そうとして、
無理をして、頑張って、
自然に触れさせてくれたわけではありません。

2人とも自然が好きだった。

だから、
お互いが
「心地良い」
「楽しい」

と思える場所や時間を共有しようとした。

そして、自然のある場所へ行くようになった。

その時間が、
結果として心を穏やかにしてくれたんです。

「TUBEが大好き!」という共通点もある私たち。

TUBEの歌詞には、『海』以外にも多くの自然が出てきます。

『ひまわり』・『蛍』・『虹』・『太陽』・『空』・『風』・『星』・『月』……

ですから、TUBEの歌詞に出てくる自然が、
おでかけの目的地になることもよくあります。

もともとインドア派の上に、うつ病を患って外出の難易度がかなり上がっていた私。

ですが、彼はいつも私の体調に配慮しながら、
出かけられる時間を作ってくれていました。

そのおかげで、
「無理矢理連れていかれた」と思ったことは一度もありません。

むしろ、初めて触れ合う自然に、
いつも心は踊っていました。

もともと「私を癒してくれる存在」として、
とても大切に思っていた自然。

その自然との触れ合いは。

うつ病になってから鉛のように重くなっていた
私の足取りを、少しずつ軽くしてくれました。

いつしか、『彼との次のお出かけ』は
私の楽しみになっていました。

彼が初めて見せてくれる自然の風景は、
いつも美しく楽しいものでした。

ところが、それは『初めて見る景色』にとどまりませんでした。

みやび

近所の桜でさえ、
彼と一緒に見に行った時には、
例年よりも
楽しそうに咲いているように
見えました。

あの日が、今につながっていた

木々に囲まれた森の道の先へやわらかな光が差し込み、淡い虹が見える風景
雨上がりの空に虹が現れるように、
過去は少しずつ『今』へつながっていました。

私の心を少しずつほぐしてくれて、
変えてくれたのは、
『特別な1日』ではありませんでした。

彼とともに歩む、『穏やかな毎日』でした。

そんな『穏やかな毎日』のスタートになったのが、
共通点を見つけるきっかけとなった
『あの日』の初めてのドライブでした。

『今』、そして『未来』につながっている『あの日』

夜明け前の海に広がる星空と、静かに流れる一筋の流れ星
未来は、叶った願いではなく、
願えるようになった心から始まるのかもしれません。

お互いの共通点を見つけることができた、
『あの日』。

『やわらかな日常』を積み重ねて、
安心できる場所を見つけた『今』。

そして、
『あの日』は私に『未来』も見せてくれています。

TUBEの歌詞にゆかりのある場所に出かけてきた日々。

最初は、彼が提案する場所に連れて行ってもらっていました。

そんな日々を過ごす中で、
私の中で次第に願いが生まれるようになりました。

「彼と一緒に『Purity~ピュアティ~』を見たい」

「彼と一緒に『サザンクロス』がを見たい」

『Purity~ピュアティ~』も『サザンクロス』も、私にとって大切なTUBEの曲です。

「彼と一緒に『Purity~ピュアティ~』を見たい」という願いは、TUBEの40周年のハワイライブで叶えることができました。

ですから、今の願いは、
彼と一緒に『サザンクロス』を見に行くことです。

具体的な予定はまだ何も決まっていません。

でも、
これから彼と歩んでいく『未来』を語り合える時間。

その時間は、とても楽しく幸せなものです。

明日に何の希望も持てない。

外出は精神科の受診で精一杯。

そんなふうに、今に絶望して、
未来なんてとても考えられなかった私。

ですが、『安心できる場所』を見つけて、
ゆっくりとほぐれていった心は。

みやび

「旅行に行きたい」という、
『未来』
を、想い描けるまでになったのです。

それでは、私の心がほぐれていったのは、
彼が『特別な人』だったからなのでしょうか。

実は、私はそうではないと思っているんです。

『安心できる場所』を見つけられた理由

木漏れ日が差し込む森の中を、穏やかに流れる小川の風景
心は、
安心できる場所で少しずつ流れを取り戻していきました。

最初にこの記事を書いた頃の私には、
彼が何でも救ってくれる『スーパーマン』のように見えていたのかもしれません。

でも今は、彼が私を劇的に変えたわけではなかったと思っています。

私が
『安心できる場所』を見つけることができた理由。

それは、彼が私の歩みに寄り添い続けてくれたからでした。

ゆっくりとした私の歩みに合わせてくれる。

私が歩けない時には、一緒に立ち止まってくれる。

そう実感できたことが、私の心をゆっくりと、
少しずつほぐしてくれたんです。

子どもの頃から母との関係に悩んできた私。

そんな私は、
心から安心できる人間関係の形成ができずに生きてきました。

ですから、
手を引いて導かれることには不安があったんです。

うつ病になって、明けない夜の中に取り残されているように感じていた私。

そんな私は、
足元を照らせる光を見いだすこともできませんでした。

ですから、
進むべき道を示してもらっても、
真っ暗な道に一歩踏み出す勇気が持てなかったんです。

私には、
『手を引いてくれる人』や
『道を示してくれる人』よりも、
『寄り添ってくれる人』の存在が
とてもありがたかったのです。

みやび

寄り添ってくれる人とともにいる場所は、私にとって、
初めての
『安心できる場所』
となりました。

『今』の私が気づいた、この記事を書きたかった理由

窓からやわらかな光が差し込む部屋で、開かれたノートが机の上に置かれている風景
書き残した言葉は、
時間を経て新しい意味を教えてくれることがあります。

最初にこの記事を書いたのは、2025年9月でした。

当時の私には、「彼とのデートが楽しかった!」という想いが強くありました。

でも、そこから『やわらかな日常』を重ねる中で、

少しだけ見える景色が変わってきました。

この記事を最初に書きたいと思った時には、
気づいていませんでした。

でも今思えば、

『あの日』には、
当時の私が気づいていなかった意味がありました。

『あの日』があったから、私は『安心できる場所』を見つけることができたんです。

ただ「楽しかった」、だけではなく。

『あの日』は、
心を回復させてくれる『安心できる場所』
の始まりでした。

それが、私にとって『あの日』が特別な1日になった理由だったのです。

だから今回、この記事を書き直しました。

あの時の私の『想い』は、今の私にとっても、
大切なものです。

時間をおいた今だからこそ、気づくことができました。

「私にとって、なぜ『あの日』が特別なのか」、
気づけるまでにとても時間がかかりました。

そして、これからの歩みの中で、
『今』の私が気づけていない、
大切な想いに気づけるときが来るかもしれません。

だからこそ、このブログでは、

その時々の私の言葉を大切に育てていきたいと
思っています。

「苦しむあなた」に贈りたい想い

透き通る海辺の波打ち際に、小さな手紙が入ったガラス瓶が静かに置かれている風景
この想いが必要な時に、
そっと受け取っていただけたら嬉しいです。

私もまだ、自分らしさを取り戻す道の途中にいます。

だから、
あなたに「こうすれば心は回復します」
とは言えません。

でも、今の私だからこそ思えることがあります。

心を変えてくれるのは、
特別な1日ではありませんでした。

歩みに寄り添ってくれる人との、
何気ない日常でした。

もし今、苦しんでいるとしても。

あなたの歩みに寄り添ってくれる人との、

小さな毎日が、

いつか心を少しずつほどいてくれることもある。

私は、そんなふうに思っています。

あなたにとって、
『安心できる場所』はどこですか?

その始まりには、
どんな何気ない時間がありましたか?

このブログを通じて、

あなたが
『安心できる場所』を見つけてくださったら。

『安心できる場所』の始まりを
思い出せるきっかけになったら。

とても嬉しく思います🌸

最後までお読みいただき、
どうもありがとうございます🌸

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この記事を書いた人

横浜在住。音楽鑑賞が好きな、「やわらかな日常」ライターのみやびです。
幼い頃からさまざまな経験を重ね、うつ病を経験しました。
そんな私を理解し支えてくれる人との出逢いをきっかけに、今は自分の気持ちと向き合い、本来の自分を少しずつ取り戻す道の途中にいます。
このブログでは、「安心できる場所」や「自分らしくいられる時間」を大切にしながら、音楽・料理・旅行・心の記録を綴っています。
このブログを通して、あなたの心が少しでもやわらぐ時間をご一緒できたら嬉しいです。

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